響け!ユーフォニアム [日記]

ぼっち・ざ・ろっく! → 葬送のフリーレン

に続き、現在どハマリ中なのが、「響け!ユーフォニアム」というアニメです。

中学の吹奏楽部の最後の吹奏楽コンテストで、金賞は取ったけどダメ金(次のステージに進めない金)で満足しちゃった主人公が高校に進学して吹奏楽部に入り、成長していく姿を描いたこのアニメ。
もうね、体育会系的あれこれが大嫌いなのに、やっぱ体に染み付いちゃってるらしい昭和の爺には、心の臓を撃ち抜かれちゃうぐらいの青春ど真ん中剛速球がぶっ刺さるわけですよ。
卒業したあの人はどうなっちゃったのかな~とか、登場人物のもっと細かい心理を知りたくなっちゃって、原作小説本も最初の方を買っちゃったし。
なんか恐ろしいほどの中毒性がある、この物語。


大昔、高校で1年間だけブラスバンド(昔は略してブラバンって言ってたのだけど、今は吹部っていうのね)にいたことがあるので、もうブラバンあるあるにワクワクしちゃうし、大勢で集まって一つの音楽を作り上げることの大変さや、その楽しさなんかを突如として思い出してしまって毎回涙なしでは見れない。
ブラバンって楽器を短時間で(たった3年で結果出さなきゃならないからね)扱えるようになるために、朝の始業前から昼休みはもちろん放課後暗くなるまで必死こいて練習しなきゃならないのでホントに大変。部員だった1年生のときは自由な時間がなさすぎて、クラスでは席が近くのやつとしか話したことなくて、部内の友達しかできなかったよ。
辞めてからようやく高校生活楽しぃ~ってなったけど、部活って大きな家族みたいなもんだからまた別の楽しさがあるのよね。そんなことを50年経ってから思い出したりしましたよ。

僕はどうしてもロックがやりたくて途中下車しちゃったけど、いま現在進行中のシーズン3では、最後の学年となった主人公が3年間の悲願を達成しようと奮戦しておりまして、楽しみすぎて1週間何もせずに待っていられず、シーズン1,2から劇場版5本をあまりにも何度も見すぎて、朝起きた瞬間に「三日月の舞」のファンファーレが頭の中で鳴り響くのをなんとかしたいレベル


ご興味のある方は、Amazonプライムなどでぜひご覧になっていただきたい。
シーズン2のあとは、それぞれの総集編以外に劇場版が番外編を含め3本ほどあって、それから現行のシーズン3に続きます。
ただ、Amazonは最近エンディングをカットする仕様になって、いちばん重要なコンクールの結果発表のシーンがエンディングあとにあるために見れないという間抜けなシステムと成り果てましたw
ちなみにこのシリーズのオープニングとエンディングが、なにやら昭和のアニメっぽいのは意図的なのでしょうか´Д` ) もうちょっとなんとか・・・

公式youtubeにこれまでのお話を超圧縮した動画があるのですが、それを見ちゃうと全編見るときのワクワクドキドキ感が大幅に減っちゃいますので、なにか良い素材はないかと探してみたところ、ネタバレせずに僕が感動した点を大変細かく紹介してる動画がありましたので貼り付けておきます。

https://www.youtube.com/watch?v=HWyJM7OYQUE




*****ネタバレ注意*****

ここでべた褒めしているスピンオフ作品の「リズと青い鳥」に関しては、ちょっと違う感想なのですけど、語りまくると完全にネタバレになってしまうので(むっちゃ語りてぇ~)、ちびっとだけ書いておくと、最後の演奏シーンでオーボエとフルートの会話は成立しなかったと思うのですよ。希美は、みぞれのほとばしるような熱烈な愛の言葉を受け取ることさえできなかった。ちょうど「大好きのハグ」のときのように・・・
久美子と麗奈が同じパートを吹いたときのように対話が成立しないのは、お互いがいろんな面で対等ではないからではないかなぁ。つまりこの番外編においては最初からバランスなどしておらず、愛や友情ではなく打算と依存の関係なのではないかと・・・
なので、技術面だけではなく相手に対する愛の総量が違いすぎて、希美は相手と同じぐらいの重さの愛をのせた返事を返すことができず、か細い旋律を吹いて終わってしまう。そして、その後いくら表面上jointして技術的に支えられるよう頑張っても、これはこのあとも決して解決することはないのではないか。
って僕は思ったのですけど、この作品だけ本編とはかなり異質で、キャラクターの性格や設定も少々変えてあるように感じるし、前後の劇場版となだらかには繋がらないように思えるので、全部を見てからおまけ的に鑑賞するのが吉なのではないかと思いました。

けれど、みぞれの演奏シーンは本当に圧倒的で・・・僕は数多ある楽器の中でオーボエの音色が一番好きなのです。なので、こんなにも感情がのったオーボエの音は自動的に涙が噴出してしまうのであります。
昔もよく書いていたけど、音楽の力ってやっぱ凄いものだと思えるアニメであります。


追記:全部書き終わってから思いついちゃったのですが、シーズン3で顧問の滝先生が曲を幹部3人に選ばせたのは、部内の人間関係をよく知らないことから起きた前回の失敗を避けるためなんじゃないかって。妄想?
あと、クラの音から始まるのが北宇治にふさわしいというシーンに?でしたが、劇場版アンコンの回を見直したら理解しました。しっかり見てるつもりでも見えてないんだよなぁ。
小説本を全部読めばさらにもっといろいろわかるのだろうか・・・とうぶん楽しめるなこりゃw
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